自動小麦畑兼農産物取引所(骨粉ブースト型)


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Minecraft 自動小麦畑兼取引所の全体

 バージョン1.16のアップデートで、農民は骨粉を作り使うようになりましたが、広い土地の自動畑では、骨粉を使う仕組みとそうでない仕組みの違いはさほどない様に感じます。

 農民が生産した種だけでは多くの骨粉は作れませんし、別に骨粉を与えたとしても収穫時期を過ぎた作物の放置もそこそこあります。

※農民が作物を常に拾える状態なら、インベントリの多くは作物で埋まり、骨粉を持つスペースはなくなる。(持っている骨粉を使い切ったとき)
※農民が作る骨粉の原料は種だけ。ジャガイモとニンジンでは骨粉を作らない。
※骨粉を余計に与えた場合、1日で15個ぐらい消費する。成長してすぐ収穫すれば多少は収穫量も増えると思うが……。

小麦自動畑兼農産物取引所(骨粉ブースト型)

 今回説明する自動畑は、2ブロックに作物を植え、ディスペンサーで骨粉をやり、短時間で収穫する自動畑です。作付けと収穫は農民が行います。

 基本的に種を植える作物(小麦とビートルート)用ですが、ちょっと改造することでジャガイモやニンジンも栽培できます。

 農民が作った骨粉は回収し使用しますが、それだけでは全然不足なので別途準備が必要です。

 あまり場所を取らないので、農産物取引所として街中に設置可能です。買い物の最中、エメラルドが少し足らないとき重宝すると思います。

設置スペース

 地上部分は間口4ブロック、奥行き4ブロックです。(壁を含め)

 地下は深さ4ブロック必要です。種の作物の場合は、奥行き8ブロックとなります。(自動仕分け機のはみ出し分)

Minecraft 自動小麦畑兼取引所の正面
Minecraft 自動小麦畑兼取引所の側面

耕作の仕組み

 作物の上にトラップドアを設置し、農民はそこに配置します。トラップドアの上でも問題なく作付け収穫を行います。

Minecraft 自動小麦畑兼取引所の耕地部分

 トラップドアの上で作業をさせる利点は、「農民は高低差によりドロップアイテムを拾えない」ことです。
 農民のインベントリは、1.16アップデートにより全種類で8スタックになりました。農民が拾える状態なら、この8スタック分が埋まらなければ、作物などはドロップしません。

 農民が作物を拾えないのであれば、前もってインベントリを埋める必要がなく、新規に雇用した農民でも最初から農産物を回収可能です。

※インベントリの空きスペースなので、1個でも1スタックのスペースを使用する。
※種で骨粉を作るので、種だけでインベントリを埋める技は使えない。
※小麦ばかりでインベントリを埋めると、インベントリを強制的に空けるために一人でもパンを作るようだ。(高コスト)

ディスペンサー、オブザーバー、骨粉

 オブザーバーはブロックの変化を検出します。
 耕地に農民が作付けを行うと、オブザーバーが感知し信号を出します。その信号はディスペンサーに送られ骨粉を作物に与えます。骨粉を与えられた作物は成長し、その変化をオブザーバーがまた感知します。信号が出力され受け取ったディスペンサーは骨粉を作物に与えます。

 2度(たまに3度)骨粉が与えられると作物は完全に成長し収穫できる状態になります。農民は収穫と同時に作付けを行います。植えると同時にまた骨粉が使用されます。

※収穫しても植えられず耕地の状態になったときや成長し収穫できる段階になったときは、ディスペンサーは作動するが骨粉は消費されない。

 耕地2ブロックで運用するので、ディスペンサー2個、オブザーバー2個をレッドストーン回路に使用します。オブザーバーは1個でもよいですが、クロック回路を使用せずドロッパー式のアイテムエレベーターを組み込むので、その信号としてオブザーバー2個分の信号を利用します。

種を持ち上げ農民に与えるドロッパー式アイテムエレベーター

 作物を拾えない農民は種も拾えません。トラップドアを使った自動畑は種を農民に与える仕組みが必要です。

 アイテムエレベーターと言えば水流式が今の流行ですが、今回は持ち上げる高さがさほどないのでドロッパー式アイテムエレベーターを利用します。

Minecraft 自動小麦畑兼取引所の背面

 すでに申しましたが、クロック回路を使用せずオブザーバーから出力される信号でドロッパーを作動させます。なお、左右それぞれのオブザーバーから出力された信号が反対側のディスペンサーに届かないように工夫しました。なので少しいびつです。

※オブザーバーが2個必要なのは、持ち上げるアイテムの個数に関係する。種は最大3個ドロップし、2ブロックで6個。オブザーバーの信号は、収穫と同時の作付け、成長途中、成長完了の3回が出力される。2個のオブザーバーの信号で6回となり、ドロップするアイテム数以上になる。
※クロック回路を実装した方が分かりやすくスマートかもしれない。
(;^ω^)

 積み上げたドロッパーは、その全部にレッドストーンダストやリピーターを繋ぐ必要はありません。ダストやリピーターをぶっ刺した(信号の方向の先)ドロッパーは動力源化するので、上下のドロッパーも同時に作動します。

 また、ダストの敷かれた不透過ブロックも動力源化するので、接するドロッパーは作動します。

裏から見て右側のオブザーバーからの信号は

Minecraft 自動小麦畑兼取引所の配線(右)

・上から2番目のドロッパーは、オブザーバーの背面に接するので動力源化する。

・1番目と3番目のドロッパーは2番目のドロッパーから信号を受け取る。
・1番下(隠れている)のドロッパーはダストが敷かれたブロックに接するため信号が伝わる。

裏から見て左側のオブザーバーからの信号は

Minecraft 自動小麦畑兼取引所の配線(左)

・オブザーバーの背面は、上から2番目のドロッパーの隣の鉄ブロックになる。(動力源化)
・鉄ブロックの隣の(上から2番目)ドロッパーに信号が伝わる。
・鉄ブロックの上の十字のダストは一番上のドロッパーと繋がる。
・鉄ブロック左のダストは左のディスペンサーに繋がっている。
・鉄ブロックの下のダストに信号が伝わり、ダストは十字になっており3番目のドロッパーを作動させる。
・十字のダストが敷かれたブロックも動力源化して一番下のドロッパーを作動させる。

 左右のダストの配線は直接繋がっておらす、且つ、リピーターやコンパレーターを使用していないので、信号が交差することはありません。

※仮に信号が交差して反対側のディスペンサーが作動しても、骨粉は消費されないので問題は少ない。(カチカチ音は大きくなるかも)
※一部にリピーター等を使用すると、信号のタイミングがずれてドロッパーが詰まることがる。
※左上の石ブロックがないと、上から3番目のドロッパーが詰まることがあった。理由は不明。(不透過ブロックなら石ブロック以外でもよい)

骨粉の供給と回収(コンポスター、ホッパー)

 アイテムの数を二分するには、ラージチェストを使う方法が一番簡単です。今回は骨粉が大量に必要ということもあり、その保管庫としてラージチェストを使用します。ホッパーで繋げます。

Minecraft 自動小麦畑兼取引所のラージチェストとコンポスター

 ホッパーはノズルからの送り出し(搬出)より、上からの吸い込み(搬入)の方を優先します。ですのでコンポスター下のホッパーが満杯でも、常に骨粉が流れる状態ならコンポスターで作られた骨粉を優先的に吸い込みます。

 ただし、ディスペンサーが作動すればホッパーは順次骨粉を搬送しますが、農民の作業のタイミングによっては骨粉が床にドロップします。
 問題はないと思いますが、気になるようならコンパレーターを設置し、出力される信号をラージチェスト下のホッパーに繋げてください。

Minecraft 自動小麦畑兼取引所の骨粉制御のレッドストーン回路

 このままでは回路むき出しで見た目が悪いので、絨毯を上に敷くとよいでしょう。

作物回収の仕組み(地下部分)

 作物は耕地下のホッパーで回収します。ホッパーは1ブロック上(それ以上)のアイテムは回収できませんが、耕地ブロックは高さが少し低いため、ドロップしたアイテムは下のホッパーで回収できます。

 自動仕分け機を設置し、小麦(またはビートルート)を回収し、種はドロッパーへ送ります。

Minecraft 自動小麦畑兼取引所の自動仕分け機

 水源の下にもホッパーを設置していますが、ホッパーの隣で作物を栽培すると、ホッパーの隙間にアイテムが入り込み回収されません。ホッパーの下を水源にして、そこに作物を落しホッパーで回収するようにしています。

Minecraft 自動小麦畑兼取引所の自動仕分け機

ジャガイモ、ニンジンを育てる場合

 この自動小麦畑は種を植える作物用です。(小麦とビートルート)
 ジャガイモやニンジンの方がドロップ数やエメラルド交換率がよいのでお得ですが、このままではジャガイモ、ニンジンは栽培できません。

Minecraft 自動小麦畑兼取引所の作物を回収するホッパー
Minecraft 自動小麦畑兼取引所のジャガイモやニンジンを回収する改造

 不要な自動仕分け機は撤去して、ドロッパー隣のホッパーの側面にノズルを向けたホッパーを追加します。
 更に、正面から見て右の耕地下のホッパーを追加したホッパーにノズルが向くように付け直します。これで完成です。

 ドロップしたジャガイモ、ニンジンはスタック単位で耕地下のホッパーに吸い込まれます。(最多4個)
 ホッパーに複数のアイテムが一度に入り、且つ、その下にもホッパーがある場合、まず下のホッパーがアイテムを吸い込んで、次にノズルから送り出されます。(搬入が優先され順番に繰り返される)

 ドロップのジャガイモが3個の場合、ラージチェストへ2個、ディスペンサーへ1個送られる計算になります。複数個であれば必要な種芋は農民に与えられることとなり、栽培は続けられます。

 ただし、4個の場合は作付け数より多い2個のジャガイモを与えることになり、余分はインベントリに溜めこむため、その分は損になると思います。

作り方手順(YouTube動画)

※事情によりノーカットでアップしました。途中だらだらしたとこがあり申し訳ありません。

おわりに

 もともとは、1.16アップデートにより骨粉が使えるようになったため、広い農地で効率よく栽培するために骨粉を使うことを思案しましたが、農民の作業テンポが原因なのか、思うよになりませんでした。
 そのためレッドストーン回路で骨粉を与える装置を思考しましたが、基本は今まで発明されたものと同じです。

 農民が効率よく働いてくれると、もっと面白くなると思いますが、そうなるよう今後のアップデートに期待です。

(*^-^*)

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