
1.16アップデートの農民の変更点
- 余分な小麦を他の農民に渡すようになり、パンを作るようになった。
- 余分な種をコンポスターに入れるようになった。
- 骨粉を拾うよになり、時々作物に使用する。(生育が早まる)
- インベントリは全種合計で8スタック。(パンも拾う)
今回、1.16アップデート対応版の自動小麦農場を考えましたが、結論から言えば、以前の簡単な全自動畑でも小麦を収穫できるようです。
ただし、農民のイベントリがいっぱいになるまで農民は作物を拾い続けるので、回収できるのはそれ以降となります。
全自動畑が作動しなくなったと思いこみ「自動小麦農場(農民による自動化)1.16アップデート対応版」を考案しましたが、長期的には簡単な全自動畑と収穫量の差があまりない、手の込んだ設備の割には収穫量が伸びない(場合によっては減る)、骨粉を利用してもあまり効果がない、と、まあ、無駄骨粉・・・訂正、無駄骨でした。
とはいえ、レッドストーン回路としてはそれなりに良いものができたと思うので公開します。
【ボツネタ】バージョン1.16 自動小麦農場の仕組み
農民が作物を貯めこむなら拾う前に横取りすればよいのですが、耕地の下にホッパーを敷き詰めても農民は拾います。
そこで、作物の上にトラップドアを設置し、その上に農民を配置します。トラップドアの上からでも農民は作付けと収穫を行います。ですが、高低差があるためドロップアイテムは拾えません。それをホッパーで回収します。
小麦は自動仕分け機で分別し回収しますが、種は農民に返します。水流式アイテムエレベーターを利用し農民がベッドについたときに種を渡します。
解説 耕作地(畑)
耕作地は下から、ホッパー、耕地、作物、トラップドアの順になります。
農民が耕作する最大の広さは、コンポスターを中心に9ブロックのマンハッタン距離内です。
マンハッタン距離とは、縦と横の移動の合計です。(斜めの場合)東に4ブロック、南に5ブロックで9ブロックの距離になり、耕作地はひし形になります。(以下の画像を参考)
ホッパーを敷き詰める
ホッパーを敷き詰めます。今回は地上に浮かせて作りますので、地上4ブロック目にホッパーを設置しています。
画像下に見える茶色のブロックは、仮設置のチェストです。チェストにアイテムが流れるようにホッパーのノズルを向けます。
分かりやすい手順
- チェスト(側)にノズルを向けホッパーを縦に19個設置(縦の最長の列)
- 19個並べた中央のホッパーにノズルを向け9個ずつ左右にホッパー設置(横の最長の列)
- ひし形の頂点の間の横列をノズルを中央の列に向けホッパーを敷き詰める
耕地、水源
サバイバルモードでの順番は、以下の通りです。
- ホッパーの上に土ブロックを敷く。
- 土ブロックを囲むように4ブロックの高さのガラスの壁を設置。
- 水源を設置。
- 土を耕し小麦を植える。
2.のガラスについては、下の左3ブロック分は1ブロックの(耕地と同じ)高さです。出入りのためと後でベッドを設置する場所になるからです。
3.の水源は階段ブロックを水源化しています。階段ブロックは無くて良いのですが、水源の上にブロックを設置するとき楽なことと、下のホッパーを破壊したときの水漏れ対策として階段ブロックを使っています。(ハーフブロックでも同じ効果)
水源の位置について
水源は9×9ブロックの範囲を潤します。(水源が中心の正方形)
画像は耕作地中央から東西南北5ブロック目が水源です。
農民が作る骨粉をホッパーで回収しないのであれば、水源は耕地の中心および、耕地(ひし形)の各頂点にした方がよいかもしれません。畑の端は収穫されず放置気味になるからです。
画像のように階段ブロック水源にすると、設置スペースを節約できます。ホッパーも節約できます。まあ、生産性の効果も節約も微々たるものですが……。
- 水源の上に光源を設置。
- 耕地の周りにも適当の光源を設置。
- 植えた作物の上にトラップドアを敷き詰める。
- 中央にコンポスターを設置。
小麦を植えた後にトラップドアを設置する理由は、作物(上面)に十字カーソルを合わせ右クリックで設置でき容易であることと、逆だとトラップドアを開けて小麦を植えなければならず面倒であること理由です。
コンポスターから骨粉を回収する場合は、コンポスター下にホッパー2つ縦に配置します。回収しない場合は、光源と水源になります。(他所の配置による)
農民用のベッドの設置
農民用のベッドを設置する場所は仮置きしたチェスト付近です。ベッドは一段低くなっています。壁の出っ張りがありますが、その角に種を落します。
※トラップドアがなければ、普通の自動畑にも応用できる。
解説 作物回収部分
ドロッパーで回収した種は水流アイテムエレベーターで農民に返します。
仮設置していたチェストは壊し、ドロッパーを設置しホッパーを繋げます。自動仕分け機を設置するので、間のホッパー数はある程度必要です。画像は4個追加しています。
水流式アイテムエレベーターは下からアイテムを運ぶ予定がないので、ソウルサンドの下にドロッパーを配置します。ソウルサンドの周りをガラスで囲います。
水流式アイテムエレベーター 水流部分
水流はベッド上まで伸ばします。種が農民の頭付近に落ちるようにします。
設置する高さですが、耕作地のカラスの壁と1ブロック空けて、水流の底のブロック(画像は空色ガラス)を設置します。
レイアウトを変更し、水流が水源を合わせ8ブロック未満の場合は下に流れないように看板で調節してください。
水流式アイテムエレベーター クロック回路
クロック回路本体について、ドロッパーにアイテムが入ると横のコンパレーターが感知し信号を出します。その信号を一段下のリピーターが増幅し、先のコンパレーターに伝えます。
このコンパレータがクロック信号を発生し、ドロッパー下のブロックに信号を伝えます。ドロッパー下のブロックは動力源化を繰り返し、ドロッパーを作動させる仕組みです。
なお、トーチと日照センサーが追加されていますが、これは昼間は作動させないためのものです。
レッドストーントーチと日照センサー
今回のクロック回路の作動条件は、「ドロッパーにアイテムが入っている」ことに合わせ、「農民がベッドで寝ている」ことも作動条件となります。
農民が動いている時間に種をベッドの上に落としても、近くにいなければ農民は拾いません。消失してしまう可能性が高いです。
日照センサーの「反転モード」を利用し、夜になると信号を出すようにします。
ドロッパーにアイテムが入っている状態だとクロック信号が常にドロッパーに伝わりますが、トーチが繋がっているとクロック信号のOFFをONに変えてしまい、クロック信号になりません。(常にONだとドロッパーは作動しない)
夜間になると、日照センサーから信号が出されトーチ下のブロックに伝わり、トーチをOFFにして、クロック信号はドロッパーに伝わる仕組みです。
作動する時間
夜であればいつ作動してもよいかといえば、そうではありません。プレイヤーが寝ると夜は短縮されます。短縮されると種を与える時間もなくなります。
ここでの注目点は、プレイヤーが寝ることができる時間より農民は早く寝ることです。プレイヤーは18:30ごろから就寝可能ですが、農民は18:00ごろに寝ます。
18:00ごろに作動開始するには、日照センサー(反転モード)が信号強度2を出力するタイミングでクロック回路を作動させれば良いので、日照センサーとトーチ下のブロックを繋ぐダストは2ブロック分にします。
※雨の日と雷雨の日は、日光が弱いため誤作動する。
余った種を回収する ベッド下のホッパーの制御
農民のインベントリがいっぱいで与えた種を拾えないケースがあります。回収するにはベッドの下にホッパーを設置します。
ただし、農民が受け取れる(インベントリが空いている)間は、吸い込まないようにホッパーの作動を止めます。
画像は、ベッドの下のホッパーと耕作地下のホッパーを繋げ、再度農民に与える仕組みです。
- 夜になる日照センサー(反転モード)から信号が出さる。
- 信号はコンパレーター先のブロックを動力源化する。
- 動力源化したブロックに隣接するベッド下のホッパーは吸い込みを停止する。
- 農民のインベントリが満杯になると、種は拾われずにベッド上に溜まる。
- 日照センサーから出力される信号は、夜が深まるにつれ強くなる。
- ダストを伝う信号は一定時間経過後にリピーターに届く。
- リピーターはコンパレターの出力する信号をカットする。
- 信号が切れたベッド下のホッパーは作動を再開し、余った種を吸い込む。
- リピーター左下のブロックは動力源化している。
- 動力源化したブロックに隣接するホッパーで余った種は一時保管される。
- 朝になり、日照センサーの信号がOFFになる。
- 余った種の一時保管は解除され、アイテムエレベーターのドロッパーへ送られる。
余った種のその他の取り扱い方
余った種を日を改めて農民に渡す仕組みを紹介しましたが、実際のところそのまま回収しても問題ないかもしれません。
※そのまま回収するには、チェストを設置しベッド下のホッパーを繋ぐ。
他の方法としては、余った種を骨粉にして農民に与えることも考えられます。しかし、余った種でできる骨粉はそう多くはなく、効果は期待できません。
それなら、スケルトンからドロップした骨を骨粉に変え、農民にたくさん与える方法も試しましたが、効果はいまいちでした。
※画像は、1日ごとに決められた数の骨粉を与えるシステム。余った種は骨粉に変える。
骨粉をたくさん与えても農民がすべて使用するわけでもなく、成長した作物を片っ端から収穫してくれるわけでもなく、結局のところ、農民の作業量次第になると思います。
自動仕分け機を設置する
耕作地とドロッパーを繋ぐホッパーの下に自動仕分け機を設置します。
コンポスターの下にホッパーを設置し、骨粉も回収するのであればもう一機追加します。
以上で完成です。
おわりに
試行錯誤を経て完成した装置が駄作になったことは非常に残念ではありますが、記事を最後までお読みいただいクラフターの皆様には、私の創意工夫をご理解いただけたと思います。
このことが皆様の肥やしとなり新たな発明に結びつけば、この作品も無駄でなかったことになると思います。
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