マインクラフトの自動仕分け機(仕分け倉庫)には、大まかに分けて3種類あります。
- 1種類のアイテムを1つのラージチェストに収める仕分け機
- 1種類のアイテムを、複数のラージチェストに収める仕分け機
- 複数のアイテムを1つのラージチェストに収める仕分け機
1.と2.の仕分けの基本構造は同じす。主な違いはラージチェストの配置です。
1.には、壊れない仕組みの仕分け機もありますが、2は仕分け機と仕分け機の間に一列空きスペースを設けることで壊れません。
今回は2の、1種類のアイテムを複数のラージチェストに収める仕分け機で、アイテム搬送に水流を使った作り方の説明をします。
※バージョン1.14対応
1.には、壊れない仕組みの仕分け機もありますが、2は仕分け機と仕分け機の間に一列空きスペースを設けることで壊れません。
今回は2の、1種類のアイテムを複数のラージチェストに収める仕分け機で、アイテム搬送に水流を使った作り方の説明をします。
※バージョン1.14対応
水路を使った自動仕分け機(通常)
最初に、通常の水路を使った自動仕分け機の説明をします。
ホッパーの代わりに水流を使った自動仕分け機ですが、トラップタワーなどで大量のアイテムを仕分けし、一時保する倉庫として重宝します。
ホッパーの代わりに水流を使った自動仕分け機ですが、トラップタワーなどで大量のアイテムを仕分けし、一時保する倉庫として重宝します。
回路部分
復唱になりますが、基本となる仕組み(回路)は、アイテムの搬送にホッパーを使った自動仕分け機(仕分け倉庫)と同じです。
画像のように、仕分け機のそれぞれの間に一列空きスペースがあります。そのためアイテムがチェストいっぱいになっても仕分け機を壊すことはありません。
画像のように、仕分け機のそれぞれの間に一列空きスペースがあります。そのためアイテムがチェストいっぱいになっても仕分け機を壊すことはありません。
収納部分
天空トラップタワーのドロップアイテム一覧
※エンダーマンは除外
多いアイテムは5種類くらいなので、ラージチェストは5列+@でよいと思います。
水路部分
画像の下の水路からアイテムが流れてきます。時計逆回りでアイテムは水路を流れます。
ホッパーの上を通過した際に、対象のアイテムはホッパーに吸い込まれ、対象外のアイテムは、次のホッパーへと流れます。
一度に大量のアイテムが流れてきた場合は、一度に吸い込めないことがあります。吸い込まれなかったアイテムは、更に水路を周回します。
ホッパーの上を通過した際に、対象のアイテムはホッパーに吸い込まれ、対象外のアイテムは、次のホッパーへと流れます。
一度に大量のアイテムが流れてきた場合は、一度に吸い込めないことがあります。吸い込まれなかったアイテムは、更に水路を周回します。
なお、水のアップデート(1.13)から、アイテムは水に浮くようになったため、ラージチェストを使って水路の隅にアイテムを寄せる必要はなくなりました。
※以前はホッパーの凹みでアイテムが引っかかってしまうため、水路の隅に寄せる必要があった。
※以前はホッパーの凹みでアイテムが引っかかってしまうため、水路の隅に寄せる必要があった。
アイテムの搬送にホッパーを使った自動仕分け機と水流を使った自動仕分け機の処理能力の違い
アイテムの搬送にホッパーを使った仕分け機の処理能力は ホッパーの搬送能力に依存します。(一時保管のチェストからアイテムを取り出す能力)
ホッパーは1個のアイテムを吸い込む、または送り出すのに4tick(0.4秒)掛かります。1スタック(64個)で約25秒の計算です。
ラージチェストいっぱいのアイテム(54スタック)を仕分けするには、最低でも約23分必要になります。(仕掛け機の規模、分ける種類数は不問)
ホッパーは1個のアイテムを吸い込む、または送り出すのに4tick(0.4秒)掛かります。1スタック(64個)で約25秒の計算です。
ラージチェストいっぱいのアイテム(54スタック)を仕分けするには、最低でも約23分必要になります。(仕掛け機の規模、分ける種類数は不問)
それに比べ、水流を使った自動仕分け機では、一度に多くのアイテムを搬送することができます。(ただし、水路にアイテムを投げ込む仕組みは必要)
水路に大量のアイテムを投げ込んだと想像してください。同じアイテムなら一まとまり(スタック単位)になって、違うアイテムでも重なって水路を流れます。そのためアイテムが多くても、それぞれの仕分け機は並列して仕分け作業をすることが可能です。
(周回する水路が一時保管のラージチェストのようなもの)
例えば、仕分けるアイテムの種類が6種類で同数の場合、ラージチェストいっぱいのアイテムも、それぞれの仕分け機ごとの必要処理数は9スタックになり、所要時間は約4分になります。
水路に大量のアイテムを投げ込んだと想像してください。同じアイテムなら一まとまり(スタック単位)になって、違うアイテムでも重なって水路を流れます。そのためアイテムが多くても、それぞれの仕分け機は並列して仕分け作業をすることが可能です。
(周回する水路が一時保管のラージチェストのようなもの)
例えば、仕分けるアイテムの種類が6種類で同数の場合、ラージチェストいっぱいのアイテムも、それぞれの仕分け機ごとの必要処理数は9スタックになり、所要時間は約4分になります。
水路を使った収納自動仕分け機(通常)の欠点
高性能の自動仕分け機に思えますが、次のような欠点もあります。
※ただし、トラップタワーで使う場合は、目立った欠点にはならない。アイテムが水路を回り続けると5分後に消滅してしまう
仕分け対象外のアイテムやチェストがいっぱいになって仕分けされないアイテムは、輪になった水路を流れ続けます。アイテム化の状態で5分経過すると消滅してしまいます。
仕分けをしないアイテムを同じチェストに収める仕組みにはできない
ホッパーは、流れるアイテムをスタック単位で吸い込みます。(左のイベントリの空きが上限)
しかし、アイテムの送り出しと同じく吸い込みも4tickサイクルです。つまり、3tick間隔以下でアイテムが流れてくると、吸い込まず流れてしまいます。
仕分けをしないアイテム用のホッパーを設置すると、仕分け対象のアイテムも吸い込んでしまうため、仕分けをしないアイテムを入れるチェストは設置できません。
しかし、アイテムの送り出しと同じく吸い込みも4tickサイクルです。つまり、3tick間隔以下でアイテムが流れてくると、吸い込まず流れてしまいます。
仕分けをしないアイテム用のホッパーを設置すると、仕分け対象のアイテムも吸い込んでしまうため、仕分けをしないアイテムを入れるチェストは設置できません。
同じ種類のアイテムが連続すると仕分け処理速度の低下となる
アイテムが1種類の場合、可動する仕分け機も1機となり、ホッパーを使った自動仕分け機と同じ処理速度になります。(仕分けされたアイテムを送り出すのに1個4tick時間が掛かるため)
アイテムを水路に投入するの方法としてドロッパーを使用すると、同じアイテムが連続しやすくなります。
保管するアイテムを増やすには、仕分け機の設置位置を高くする必要がある
ラージチェストは縦に配置してあるので、アイテム収納数を増やすには高くする必要があります。
しかし、手が届かなくなるためラージチェストの設置数にも上限もあります。
水流を使った自動仕分け機改良版
上記の欠点の改善する仕組みを考えました。
改良点
- 流れてくるアイテムの間隔を調整する。
- 1種類ごとの仕分け機の処理速度を向上する。※ロマン仕様
- 仕分け機からの搬出を2倍のスピードにする。※ロマン仕様
- アイテムの収納数を増やす。(無制限)※ロマン仕様
※なお、改良点2,3,4は尺の関係で、次回水流を使った自動仕分け機(ロマン仕様)で説明します。
1.流れるアイテムの間隔を調整する
アイテム化されたアイテムは、近づくと一まとまり(1スタック)になる性質があります。アイテムが流れながら近づくような水流(水路)にしました。
右からアイテムが流れてきて、左に自動仕分け機があるとします。アイテムは赤い線の軌道のように蛇行します。(アイテムの投入にはドロッパーを使用)
青い四角は水源ですが、2の水源と3の水源の中間を三叉路のブロックにする必要があります。
青い四角は水源ですが、2の水源と3の水源の中間を三叉路のブロックにする必要があります。
- 流れてきたアイテムは、1の角にぶつかり曲がります。
- 2の角にぶつかり、進行方向水路左側の端を進みます。(画像下側)
- 三叉路のブロックでは、水流は進行方向右向きに流れます。(画像上向き)アイテムは流されカーブします。
- 3のブロックになると水流は逆流になります。アイテムの進む速度は低下し、3のブロックの側面にぶつかり一時停止します。
- 一時停止したアイテムは4の方向へ逆戻りします。このとき、後から流れてきたアイテムとくっつき、一まとまり(スタック単位)になります。(重要)
- 4の側面にぶつかり、自動仕分け機へ流れていきます。
ドロッパーから打ち出した直後と水路を蛇行したアイテムの間隔の比較
水に沈んでいるアイテムは目立たないので、黄色の円で囲みました。
ドロッパーの打ち出し間隔は最速で2tickで1個打ち出されます。(最速のクロック回路の場合)
この間隔でホッパーの上を通過すると、2つに1つは吸い込まれない計算になります。
アイテムの流れるスピードは一定ではありませんが、蛇行する前と後でのアイテムの間隔の違いは一目瞭然です。
64個(1スタック)のアイテムをドロッパーに入れ流すと、出口ではおよそ10個の固まりが流れてきました。
計算をすると、ひと固まりのアイテムの個数は約6個。ドロッパーは2tickで1個なので、12tick(2.4秒)間隔で流れてくることになります。
64個(1スタック)のアイテムをドロッパーに入れ流すと、出口ではおよそ10個の固まりが流れてきました。
計算をすると、ひと固まりのアイテムの個数は約6個。ドロッパーは2tickで1個なので、12tick(2.4秒)間隔で流れてくることになります。
改良の効果
アイテムの流れてくる間隔を空けることで、タイミングの違いでホッパーに吸い込まないアイテムが格段に減ります。
輪になっていた水路を直線に直して、水路の終点に仕分け対象外のアイテムを吸い込むホッパーを設置します。
これにより、5分で消滅してしまう欠点と仕分け対象外のチェストについての欠点は解消されます。水流を使った自動仕分け機改良版の作り方
水路部分
更に改良し、ちょっとだけコンパクトにしました。
アイテムは右から送られてくる設定は前の説明と同じですが、自動仕分け機は、画像下に設置する設定になっています。
理由は前の説明で、T字路(三叉路)までの曲がり角を左折と右折の2箇所設けていましたが、最初の左折は、必ずしも必要ではないので省略しました。
理由は前の説明で、T字路(三叉路)までの曲がり角を左折と右折の2箇所設けていましたが、最初の左折は、必ずしも必要ではないので省略しました。
青氷の隣に水源がある画像と、ない画像です。左の水流は、水源にハーフブロックを設置しています。
青氷隣の水源から7ブロック目で1ブロック下がっています。水流は一段下がることで、また7ブロック先まで届きます。
一段下がった水流とハーフブロックの水源からの水流は、T字路でほぼ同じ強さになるので、下の方向へT字路の左肩の出っ張りを1ブロック減らすことができます。
青氷隣の水源から7ブロック目で1ブロック下がっています。水流は一段下がることで、また7ブロック先まで届きます。
一段下がった水流とハーフブロックの水源からの水流は、T字路でほぼ同じ強さになるので、下の方向へT字路の左肩の出っ張りを1ブロック減らすことができます。
1.13のバージョンアップでアイテムは水に浮くようにようになりました。水路に段差を設けると、アイテムの高さとスピードに気をつける必要があります。
アイテムは飛ぶようにして、水源のハーフブロックの上に着水します。スピードが早すぎると、アイテムの放物線が高いままとなり、逆流するアイテムと重なりません。
逆に遅すぎると、ハーフブロックまで届きません。
概ね、段差まで3ブロックの直線があればよいと思います。厳密ではないので設置時に調整してください。
アイテムは飛ぶようにして、水源のハーフブロックの上に着水します。スピードが早すぎると、アイテムの放物線が高いままとなり、逆流するアイテムと重なりません。
逆に遅すぎると、ハーフブロックまで届きません。
概ね、段差まで3ブロックの直線があればよいと思います。厳密ではないので設置時に調整してください。
ディスペンサーの水流でアイテムをまとめる方法
ディスペンサーとホッパーによるクロック回路を使用して、アイテムをまとめる装置を考えました。
描写距離の理由等により、蛇行する水路による調節がうまくいかないときは、使ってみてください。
青氷の上に感圧板があります。アイテムが通過とクロック回路が作動する仕組みです。アイテムは、感圧板を通過すると壁にぶつかり止まります。
クロック回路から信号が来るまでの間、ディスペンサーは作動しないので、流れてきたアイテムが貯まります。
クロック回路からの信号で、ディスペンサーが水を出します。
アイテムは水路れて手前側に移動しますが、アイテムは水に浮くのでディスペンサーの水が止まるまで流れません。
ディスペンサーの水が止まると、下にある水流に落ち、自動仕分け機へと向かいます。
作り方
全体図
水路は、ディスペンサーの前で曲がり、一段下がっています。下がったところに、水源があります。
青氷(または氷塊)の上に、オークの感圧板(木なら何でもよい)を設置します。
ディスペンサーには、水バケツをセットします。
青氷(または氷塊)の上に、オークの感圧板(木なら何でもよい)を設置します。
ディスペンサーには、水バケツをセットします。
青氷の隣に、リピーターとブロックを設置し、ブロックの側面にトーチを立てます。
ドロッパーは反時計周りにノズルが向いて設置してあります。
水を出す信号用、水を止める信号用の2つを設置します。
コンパレーターからの信号が、ディスペンサーに伝わるように配線します。
向こう側右のホッパーにアイテムが一つだけ入っています。
トーチが点灯していると回路も停止状態です。(水路にアイテムが流れていない状態)
水を出す信号用、水を止める信号用の2つを設置します。
コンパレーターからの信号が、ディスペンサーに伝わるように配線します。
向こう側右のホッパーにアイテムが一つだけ入っています。
トーチが点灯していると回路も停止状態です。(水路にアイテムが流れていない状態)
作動の様子
- 水路のアイテムが流れ感圧板から信号が来ると、トーチが消えホッパーのアイテムが移動します。
- 手前左のホッパーにアイテムが入ると、コンパレーターが感知し、ディスペンサーへ信号が送られます。すると水が出ます。
- アイテムが手前右のホッパーに移動すると、コンパレーターが感知し、水を止める信号をディスペンサーに伝えます。
- 水路のアイテムが流れ続けていれば、トーチは消灯しており、ホッパーの中のアイテムは更に周回します。
自動仕分け機と収納部分
これ以降は、通常の水流をつかった自動仕分け機の作り方となります。
対象アイテムセットの方法
仕上げに、水路の下のホッパーに仕分けするアイテムをセットします。
一番左のイベントリのみ、仕分け対象のアイテムをセットし、その他4つのイベントリには、普段使用しないアイテムを入れてください(今回は葉っぱを入れています)
イベントリにセットするアイテムは合計22個です。仕分け対象のアイテムの一度に吸い込める数を増やすため、対象外のアイテムの数を調整します。画像は腐った肉が4個なので、60個のアイテムを一度に吸い込むことができます。
以上で完成です。お疲れ様でした。
一番左のイベントリのみ、仕分け対象のアイテムをセットし、その他4つのイベントリには、普段使用しないアイテムを入れてください(今回は葉っぱを入れています)
イベントリにセットするアイテムは合計22個です。仕分け対象のアイテムの一度に吸い込める数を増やすため、対象外のアイテムの数を調整します。画像は腐った肉が4個なので、60個のアイテムを一度に吸い込むことができます。
以上で完成です。お疲れ様でした。
おわりに
残り3つの改善点がまだ未対応なので、ロマン仕様として紹介します。
水流を使った自動仕分け機(ロマン仕様)の解説
水流を使った自動仕分け機(ロマン仕様)の解説
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