ハチミツ自動採取機を3種類解説(オリジナルあり)


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Minecraft ハチアップデートで作ったミツバチ自動採蜜機

 1.15ハチアップデート(BUZZY BEES)で蜂が追加され蜂蜜が手に入るようになった。
 働き者の蜜蜂はせっせと蜂蜜を集めるが、養蜂箱からの回収は面倒なので自動化するためのレッドストーン回路を作った。UPされていたYouTube動画の回路を参考に、ひと工夫をしたハチミツ自動採取機を紹介する。

※以下ゲーム内表記に合わせ蜜蜂を『ミツバチ』、蜂蜜を『ハチミツ』と表記

紹介するハチミツ自動採取機の種類

ハチミツ自動採取機の共通な仕組み

ディスペンサーを使うとハチミツとハニカムが採取可能


 今回のアップデートでディスペンサーの仕様が変更になった。水源に向いたディスペンサーに空のガラス瓶を入れ信号を送ると、水入りガラス瓶がディスペンサーのインベントリに格納されるようになった。(空のガラス瓶が水入りガラス瓶になる)


 これと同じように、ハチミツが溜まった養蜂箱に向けてディスペンサーを設置し、空のガラス瓶を入れ信号を送ると、ハチミツ入りガラス瓶がインベントリに入る。
 空のガラス瓶の代わりにハサミを入れると、ハニカムがドロップする。ただし、インベントリには入らず、エンティティ化したアイテムとして近くのブロック表面に落ちる。

養蜂箱となりにディスペンサーを設置し、蜜レベルを測定する


 養蜂箱は花粉のついたミツバチ(ブツブツのテクスチャ)が戻るごとに、蜜レベルが1ずつ上がる。
 蜜レベルは、ハチミツやハニカムを採取した直後のレベル0から、ハチミツやハニカムが満タン状態のレベル5の5段階。

 養蜂箱隣にコンパレーターを設置すると、この蜜レベルを分の強度のレッドストーン信号が出力される。コンパレーターとディスペンサーを繋ぐレッドストーンダストを5ブロックにすると、ハチミツやハニカムを採取可能になる蜜レベル5でディスペンサーが作動する。

省スペース型のハチミツ自動採取機



 YouTube動画で紹介されている多くは、多少の配置の違いはあれどこの仕組み。間隔を空けず並べて置けるのだが、その説明は見かけなかった。一番のメリットだと思うが。

メリット

  • 比較的構造が簡単で、設置スペースを取らない
  • 並べて設置することができる

デメリット

  • ディスペンサーのインベントリを空のガラス瓶で埋める必要がある
  • ハチミツ専用でハニカムの採取には向かない

設置の手順

  1. チェストを設置
  2. ノズルをチェストに向けホッパーを設置
  3. ホッパーの上に養蜂箱を設置
  4. ディスペンサーを養蜂箱に向けて設置
  5. 木材ブロックを置き、コンパレーターを設置
  6. ガラスブロックを置き、レッドストーンダストで配線を行う 

配線の方法



 レッドストーンダストの数は1台あたり5ブロックにする必要がある。隣の配線と繋がっていても、コンパレーターから出力される信号の最大強度は5なので隣のディスペンサーまでは届かない。
 混線を回避するため、信号を増幅するリピーターやレッドストーントーチは使用しない。

 ブロックの角と角を合わせた場合、不透過ブロックでは配線は切断されるが、透過ブロックのガラスを使うと角と角の間でも繋がる。ハーフブロック(上付き)でも同じ。

空きインベントリを埋める


 ハチミツは養蜂箱の下にホッパーを設置して回収するが、ディスペンサーのインベントリに空きがあると、ハチミツ入りガラス瓶はディスペンサーのインベントリに格納されてしまう。


 対処法として、ディスペンサーのインベントリをすべて空きのガラス瓶で埋めると、ハチミツ入りガラス瓶はディスペンサーに戻らず養蜂箱下のホッパーが回収する。


 このハチミツ自動採取機の場合、空のガラス瓶を補充する仕組みが必要になる。写真はラージチェストとホッパーを使っているが、自動採取機をたくさん並べる場合はレールを引き、ホッパー付きトロッコで配送する仕組みにした方がよさそう。

大規模ミツバチ養蜂場


Minecraft ミツバチ自動採蜜機 大規模養蜂場

 ということで、ホッパー付きトロッコでガラス瓶を補充する仕組みを作ってみた。基本的にミツバチが逃亡しないようガラスで囲う必要がある。
 花は養蜂箱との距離が同じになるように1列か2列植える。これは朝起きたミツバチは3匹とも一番近い花に向かうため。隣の養蜂箱のミツバチとかち合わないようにする。

Minecraft 自動採蜜機 大規模養蜂場 ガラス瓶補充の仕組み

 ディスペンサーはの上にホッパーを設置し、レールとパワードレールを敷き、ホッパー付きトロッコのアイテム積み込み駅を設置。
 パワードレールの間隔についてレール7個か8個設置したらパワードレールを設置している。中央のパワードレールへの動力供給はホッパーに干渉しないようにレッドストーンブロックをパワードレール上に設置する。

ホッパー付きトロッコの制御



 ホッパー付きトロッコは行きと帰りで2個の空のガラス瓶を補充する。1日2往復するので4個の補充となる。

 比較モードのコンパレーターは日照センサーの信号が強度15になると点灯する。それをオブザーバーが感知しホッパー付きトロッコが発車する。この時刻が10時20分ごろ。
 13時40分ごろになると、日照センサーからの信号が弱くなりコンパレーターが消灯する。オブザーバーが感知しホッパー付きトロッコが再度発車する。

 大規模化するのなら、この方法が一番良いと思う。ただし、空きのガラス瓶がホッパー格納分も合わせ大量に必要になる。小規模養蜂場には向かないかもしれない。
 ロマンスは感じない。
(;´・ω・)

コンパレーターのインベントリをガラス瓶で埋める必要がない自動採蜜機



 左の配置は前からも空のガラス瓶を補充可能。右は後ろのみ。どちらも手作業で補充することを前提にしている。

メリット

  • コンパレーターのインベントリを空のガラスでいっぱいにする必要がない。

デメリット

  • 大規模養蜂場には向かない。
  • ハチミツ専用(ハニカムは採取できない)

特徴など


 空のガラス瓶を一度補充したら、全部なくなるまでハチミツを回収し続ける採蜜機である。ドロッパーに空のガラス瓶を入れておき、ハチミツが溜まったらディスペンサーへ自動で送る。(最大576個)

 回路についてはドロッパーにリピーターを繋げる。信号が届くドロッパーが動力源化して隣接するディスペンサーも作動する。ディスペンサーは空のガラス瓶が送られてきた瞬間にハチミツを採取する。そのあと下のホッパーが回収する。

 なお、ミツバチは養蜂箱正面から出る。ガラスで囲った場合、裏面が野外でも室内からミツバチは逃走しない。逆に、外から養蜂箱に入り室内へ出るということはある。

設置の手順


 2種類の採蜜機を撮影しているが、基本的な手順は同じ。

  1. チェストを設置する
  2. ノズルをチェストに向けてホッパー4つを並べる
  3. 両端のホッパーの上に内側を向くようにディスペンサーを置く
  4. 養蜂箱を内側に設置する
  5. ドロッパーをディスペンサーに向けて設置する(ディスペンサーの上または後ろ)
  6. 木材ブロックを並べる
  7. コンパレーターを設置
  8. リピーターを設置
  9. レッドストーンダストを敷く
  10. レッドストーンダストの上に木材ブロックを置く

配線の違いについて



真ん中のブロックと取り除いた配線の写真。ディスペンサーの位置は違うがコンパレータからリピーターまでのレッドストーンダストの数はどちらも5ブロック。 


 不透過ブロックを置くことで、ショートカットされていたレッドストーンダストの配線は正しく迂回する。
 養蜂箱からの信号は最大で5ブロック分しか信号を伝達しないので、となりの採取機のリピーターには届かない。

2段に配置する



 後ろから入れるタイプの採蜜機を2段にした写真。上段のディスペンサーの下にホッパーがあり、ハチミツ入りガラス瓶は下段のディスペンサーを経由しチェストに送られる。


 配線は(左)ガラスを使った配置と(右)上下でブロックの置き方が違う配置がある。どちらでもよいと思う。

 リピーターの下のブロックはガラスにしている。リピーターは最大遅延にしている。
 理由は・・・? たまに誤作動したから。

ハニカムも回収できるハチミツ自動採取機



 上の二つのハチミツ採取機は、ハニカムは飛び散ってしまいうまく回収できない。
 問題点を克服するには、飛び散ったハニカムを回収すればよいという結論に至る。当たり前っちゃ当たり前。

 なので、農民による自動収穫畑に設置する。自動収穫畑では落ちているアイテムを自動で回収する。ミツバチの落とす花粉は農作物の成長を促す。まさに一石二鳥である。

メリット

  • ハニカムも採取可能

デメリット

  • 設置スペースの問題

作り方

  • 自動畑などアイテム回収機構がある場所に置く
  • 養蜂箱の上にディスペンサーを設置する
  • ハチミツ入りガラス瓶やハニカムは前に落ちてほしいので、養蜂箱とディスペンサーの左右と後ろには不透過ブロックを置く
  • 配線の設置(動画は養蜂箱、ディスペンサー等設置済み)
  1. 養蜂箱後ろのブロックの隣にコンパレーターを設置
  2. ガラスを設置
  3. コンパレーターを設置
  4. リピーターを設置。最大遅延にしておく
  5. レッドストーンダストを敷く 

 コンパレーターは信号を増幅しない。左右からの信号がない場合は後ろから入った信号の強度のまま先のレッドストーンダストへ伝えるので、ディスペンサーまでのレッドストーンダストの数を一つ増やし6ブロック分にする。コンパレーターは比較モードのまま。リピーターは最大遅延にしておく。

ハチミツの時の動作の流れ

  1. 養蜂箱の信号強度が5になったとき、コンパレターを経由しディスペンサーに動力が伝わる。
  2. 空のガラス瓶はハチミツ入りガラス瓶に変わりコンパレーターのインベントリに格納される。
  3. 養蜂箱の蜜レベルが0になり出力されていた信号は消える。
  4. 再度、養蜂箱の蜜レベルが5になると再びディスペンサーが作動する。(インベントリの中には空のガラス瓶とハチミツ入りガラス瓶がある)
  5. ディスペンサーはランダムでアイテムを選ぶ。ハチミツ入りガラス瓶が選ばれると採取機外へ排出され、ホッパー付きトロッコが回収する。
  6. この時、養蜂箱のハチミツは回収されていないため強度5の信号は出力されたまま。リピーターで増幅された信号は遅延してからコンパレーター横へ送られる。
  7. 比較モードなのでコンパレターから出力される信号は止まり、ディスペンサーはOFFになる。(リピーターで増幅された信号の方うが強い)
  8. 遅延してコンパレーター横の信号もOFFになり、コンパレターで再度比較が行われる。
  9. 今度は養蜂箱の信号が優先されコンパレターから出力される。ディスペンサーは養蜂箱のハチミツを回収しインベントリに格納する。
  10. 養蜂箱の蜜レベルが0になり信号は止まる。

 毎回空のガラス瓶が選ばれたらディスペンサーのインベントリがハチミツでいっぱいになるのではないかという疑問を持たれると思うが、格納されたハチミツはインベントリ1つにつき1個。全部埋まっても9個であり、その時はディスペンサーには戻らずホッパー付きトロッコが回収する。(省スペースの自動採蜜機と同じ)

飛び散るアイテムを回収する仕組みの追加


 自動畑用の自動採取機を説明したが、これに飛び散るアイテムを回収する仕組みを追加する。


・養蜂箱、ディスペンサーの斜め前方にも不透過ブロックを置き、ハニカムが飛び散る方向を前方のみにする。
・チェストを設置し養蜂箱の下までホッパーを設置。
・養蜂箱の前(ホッパーの上)にレールを敷きホッパー付きトロッコを置く。
・レールは横向き。縦向きだとホッパー付きトロッコが移動してしまう。


 養蜂箱の前にホッパー付きトロッコがあっても、ミツバチの出入りには支障がないようだ。

1/20追加
 クロック式のハチミツ自動採取機は、養蜂箱の下にホッパー付きトロッコでハチミツ入りガラス瓶もハニカムも回収できるようだ。(ごく稀に拾わないことがある)
 アップデートで変わったのかな? それとも思い違い?

Minecraft ハチミツ・ハニカム採取機
ホッパー付きトロッコの下はホッパーとレールを設置

おわりに


 他の方の情報を参考に自分なりのアイデアを盛り込んで紹介したけれど、すでに開発されていたら・・・ご了承ください。

ミツバチ関連の情報
👉https://www.redstone.sakura-gioiko.com/search/label/ミツバチ

(*'ω'*)

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