ホッパーはレッドストーン回路を作るときに必須
必ずと言ってよいほど、アイテムを扱ったレッドストーン回路にはホッパーが使われています。アイテムエレベーター然り、自動仕分け機然り。
マインクラフトを始めたばかりの頃は、YouTube動画やサイトを参考に見様見真似で作っていましたが、カスタマイズしようとするとうまくいかないことが多かったです。自分なりに試行錯誤しているうちにあまり知られていない情報もあったので、今回お知らせしたいと思います。
(*'ω'*)ホッパーの役目は搬出入
搬出
ユーティリティ(実用的ブロック)のインベントリ、または、上の空間のアイテムを吸い込み、ホッパー内のインベントリに収める。搬出
ホッパーのインベントリ内のアイテムをノズル先のユーティリティのインベントリに送る。ホッパーの作り方(クラフトのレシピ)
ホッパーの仕様、性能
- アイテムを吸い込む範囲は、上1ブロック(1m×1m×1m)分の範囲
- アイテムがユーティリティのインベントリにある場合、4tick毎につき1個ずつ搬入する。(1tick=0.1秒)
- ホッパーの上1ブロック内の空間に落ちているアイテムの搬入の場合、4tick毎につき1スタック搬入する。(落ちているエンティティ単位)
- アイテムの搬出は4tick毎につき1個。
- アイテムの搬入は搬出より優先される。搬入同士では先に設置した方。
- レッドストーン信号を与えると搬出入を停止する。
※ユーティリティとは役に立つブロック。実用的ブロック。
解説 アイテムの吸い込み可能な範囲
ホッパーの吸い込み可能範囲は上1ブロック(1㎥)以内。ホッパーの上にブロックがあると、アイテムはホッパーに吸い込みません。ブロックがブロックします。
(
*´艸`)
※ホッパー横に落ちたアイテムも吸い込まない。
ただし、ハーフブロック、耕地ブロック、草の道ブロック、ソウルサンド等は、普通のブロックと比べ高さが低いためアイテムを吸い込みます。
- ハーフブロックは0.5m
- 耕地と草の道ブロックは0.9375m
- ソウルサンドは、見た目は1mだが上面1/8ブロック分当たり判定がない
※ファンクションキー3(F3)を押して座標のY軸の数値を見れば分かる。
解説 搬送可能な数量と速さ
ホッパーはインベントリにあるアイテムをノズルの先にあるチェストやホッパーなどのユーティリティへ、4tick(0.4秒)サイクルで1個ずつ搬出します。搬入(上からの吸い込み)も4tickサイクルで行われます。
個数について、搬出とユーティリティのインベントリ内のアイテムを吸い込む場合は1個です。上に落ちているアイテム(エンティティ)を吸い込む場合はスタック単位(上限64個)で吸い込みます。
下方向への搬送は2倍の速さ
平面に並べられたホッパーは、隣にアイテムを送る搬出のみが行われるので4tickに1個の搬送速度です。
縦に重ねられたホッパーの間では、搬出と下のホッパーの搬入がそれぞれ4tick毎に行われるため、平面の2倍の搬送速度(量)になります。
ただし、【始点】チェストからの搬入、【終点】チェストへの搬出は、動作が重ならないため、4tick毎に1個です。
下方向2倍の速さにするには、画像の右のようにホッパー配置します。(縦2列よりホッパーは2個節約となる)
- ラージチェスト下、右のホッパーのノズルは左のホッパーへ向ける。
- チェスト左斜め上のホッパーのノズルは右の、チェスト上のホッパーに向ける。
解説 アイテムの搬入は搬出より優先される
ラージチェストの下にホッパーを2つ重ねた装置
・ホッパー(上段)のノズルは樽に向いている。ホッパー(下段)のノズルはチェストに向いている。
・石(1スタック)をラージチェストに入れるとホッパー(上段)に4tick毎1個ずつ送られる。ノズルは樽を向いているが、搬送より搬入が優先されるため、アイテムはホッパー(下段)が吸い込みチェストへと送られる。
・ホッパー(上段)の搬入サイクルとホッパー(下段)の搬入サイクルが常に重なり合うため、アイテムは樽へ搬出されず下のチェストにすべて収まる。(搬入が毎回優先される)ラージチェストを水流に変えた装置
・水路にアイテム63個を投げ入れホッパーに吸い込ませる。ラージチェストのときと違いホッパー(上段)のインベントリに63個一度に入る。
※落ちているアイテムはスタック単位で吸い込む。
・結果はチェストに32個、樽に31個のアイテムが収まった。搬入が優先されるためホッパー(下)が1個目のアイテムを吸い込み、2個目は樽へアイテムが送られる。搬入と搬出は交互に行われ、奇数の63個目のアイテムはチェストに入るので、その分多い。
活用例 水流式アイテムエレベーター
本機は説明用の試作機なので、実際に使用される水流式アイテムエレベーターとは多少異なります。
動画ではチェストに入っているアイテムの個数が30個ぐらいで安定します。出と入りが同数で、詰まっている箇所がない証拠です。
なお、搬出より搬入が優先されますが、分岐するホッパーのインベントリには4tickの間に2個のアイテムが収まるため、下のホッパーの搬入とラージチェスト上のホッパーへの搬出が交互に行われます。
解説 レッドストーン信号を送ると作動を停止する
ホッパーの作動を停止させるには、ホッパーの隣にトーチやレッドストーンブロックなどの動力源を設置します。レッドストーンダストで繋ぐときは指向性に注意します。
ホッパーに接する不透過ブロックの上にレッドストーンダストを敷き信号を流すと、不透過ブロックが動力源化しホッパーの作動を止めます。
左から、レッドストーンブロックと置いたもの、トーチを置いたもの、レッドストーンダストで繋げたもの、ブロックを設置し上にトーチとレッドストーンダストを置いたもの、平行になるようレッドストーンダストを引いたもの。
一番右のレッドストーンランプだけ点灯しているのはアイテムが流れた目印です。赤いダストの線が並行になると信号はホッパーに伝わりません。
ホッパーを垂直に重ねて設置したときの作動停止
上下にホッパーがある場合、中央のホッパーだけ停止させてもアイテムは流れます。上のホッパーが中央のホッパーへアイテムを搬出、下のホッパーが中央のホッパーから搬出するためです。
左はアイテムを止められなかったことを示すランプが点灯しています。 右は左のハーフブロックを普通のブロックに置き換えたもの。レッドストーンダスト下のブロックも動力源化するため、中段と下段のホッパー2つが止まるのでアイテムは塞き止められます。
解説 ホッパー2つの搬送の優先順位
ラージチェストの下にホッパーを2つ付け、2つの通路でアイテムを運ぶことはあります。
※ドロッパーの排出速度はホッパー搬送速度の2倍なので2通路で釣り合う。最速水流式アイテムエレベーターのテクニックとして有効。
ラージチェスト内にアイテムが2個以上ある場合は、双方のホッパーが同時に吸い込みますが、常に1個しか入っていない状態ではでしょうか?
調べてみたところ、どうやら先に設置したホッパーに優先的に吸い込まれます。吸い込まれていた方のホッパーを壊して付け替えると、もう片方のホッパーへアイテムが流れます。
・前回アイテムが入ったチェスト側に、ダイヤと雪玉のアイコンを表示している。×ホッパーは付け替えた方に付けている。
・ラージチェストにアイテムを1個入れた場合は、付け替えた反対の(先に設置した)ホッパーの方にアイテムは入る。 ホッパーでラージチェストに入れた場合は、ラージチェストの上のホッパーを付け替えない限り、アイテムの収まるチェストは更新されません。
新発見だと思うが、今のところ応用できるレッドストーン回路は発明していません。
搬出の場合の優先順位
ホッパー側面それぞれに複数のホッパーのノズルを接続場合も、設置順の優先順となります。
画像のようなホッパーの配置で、シュルカーボックスにはアイテムがたくさんアイテムが入っています。
アイテムは中央のホッパーに集まります。中央のホッパーの吸い込み、左右のホッパーの搬出となり、中央のホッパーには4tick毎につき3個のアイテムが入ります。
ラージチェストに入るアイテムは中央のホッパーの搬出たけなので4tick毎につき1個です。しばらくすると詰まりますが、1個ずつは流れています。
この場合、搬入(吸い込み)優先なので、中央のシュルカーボックスが最初に空になります。
次は左右どちらかになりますが、この優先順位がホッパーの設置順となります。先に設置した方のホッパーのアイテムが中央のホッパーに入ります。
流れているホッパーを付け替えると搬送はストップし、反対側のホッパーの搬送が開始されます。
おわりに
ホッパー仕様や性能をよく理解しておくと、レッドストーン回路全体の性能を向上させることに役立ちますし、使用個数を減らしコストの削減にもなると思います。
※私も最初は自動仕分け機が、なぜ仕分けできるのか動画やサイトを見てもよくわからなかった。
(;´・ω・)
コメント
(*^-^*)