全自動畑(農民による農業自動化)の1.14.4アップデート対応


―― スポンサーリンク ――
Minecraft 全自動の小麦とビートルートの畑

 1.14アップデートにより、村人の仕様が大きく変更された。それに伴い、全自動畑の仕組みも変わった。

 結論を言えば、仕組みは簡単になったけれど、収穫の効率は低下し、エメラルドに交換するうま味も少なくなった。農民による全自動畑を作る意義は低下したと思われる。

 ただし、家畜の餌や村人の繁殖には少なからず必要なので、小規模でも農民を使った全自動畑を作っておいた方が良いと思う。
 今回はアップデートの変更を踏まえ、簡単で小規模の農民を使った全自動畑を説明する。
※効率は期待しないように
(;´・ω・)

アップデート(1.14.4)での農民の仕様

 検証は、Java edition バージョン1.14.4にて行った。

追記 1.16アップデートでの変更

※バージョン1.16のアップデートで、農民は余分な種を使い骨粉を作るようになった。コンポスター下にホッパーを設置することによって骨粉を回収できる。
※インベントリは全種合計で8スタックになったので、溢れる状態になるまでは時間が掛かるようだ。(小麦も大丈夫だと思う)
※インベントリを種で埋め尽くすという技は使えなくなった。

農作業を行う時間帯の新設

 農民の作業時間は午前8時から午後3時までとなった。これだけが原因ではないと思うが、生産効率が低下した。

 夜は就寝するのだが、囲まれた畑で逃亡の恐れがない場合はベッドはなくてもよい。

※眠らないからと言っても徹夜の作業はしない。

農作業を行う範囲は、コンポスターから縦横に9ブロック移動した範囲

 職業ブロックが新設され、農民が仕事を行うためにはコンポスターが必要となった。コンポスターを中心した9ブロック以内の耕地で農作業(作付けと収穫)を行う。


Minecraft  畑 農民が農作業するマンハッタン距離の範囲

 距離の数え方は、横に移動したら1ブロック、更に上に移動したら2ブロックと数える。つまり斜め上のブロックは2ブロックと数える。(マンハッタン距離という)

 農作業の範囲はひし形になるのに対し、水源と灌漑(かんがい)された耕作地の関係は9×9ブロックの正方形になるので注意が必要。

※【灌漑】水路を作って田畑に必要な水を引き、土地をうるおすこと。
※画像では10ブロック目にも植わっているが、立ち位置(農民の移動範囲)なのかもしれない。(中心から見て、縦横オークのハーフブロックまでの距離が9ブロック)

農民のアイテム関連の変更

インベントリは8つあるが、同じ種類のアイテムは4スタックまでしか持たない

 村人は8スタックの作物(種を含む)を持つことができる。ただし、1種類当たりの上限は4スタックであり、それ以上拾うことはできない。

1種類のアイテムを持てなくなっても、農作業は行う

 全自動畑でニンジンを育て、農民がニンジンを拾わなくなっても、以前のバージョンのように作業を中断することはなくなった。ジャガイモも同じ。


Minecraft 農民を使った自動畑 ホッパーで作物を回収する仕組み
作物をホッパーで集める全自動畑

種と種以外の作物でインベントリがいっぱいになっても農作業は行う

 種を植えて育てる作物(小麦、ビートルート)も、農民が種と作物をそれぞれ4スタック所持しても農作業を中断しない。

 つまり通常の作付け方法であれば、簡単な仕組みで全自動畑を運用できる。


Minecraft 農民を使った自動畑 ホッパー付きトロッコで回収する仕組み
作物をホッパー付きトロッコで集める全自動畑

種以外の2種類のアイテムを持ち、8つのイベントリがいっぱいになると農作業を停止する。

 ニンジンとジャガイモ、ニンジンと小麦などの種以外の組み合わせの場合は、インベントリがいっぱいになると農作業(収穫)を停止する。

 なお、新たな耕地に作付けは行う。(作物が植えられていない耕地)この際、1スタックの種または作物を消費する。

※なぜ、1スタック消費する仕様なのかよく分からない。

・近くに収穫可能な作物があれば、連続で収穫する。(最大3連続?)

Minecraft 畑 インベントリの状況別収穫の検証

 画像は農民に作物や種を持たせ、農作業をさせたもの。耕地には予め収穫可能な作物を植えた。

 農民が持っているアイテムは、①「ニンジン」、②「小麦・種と小麦」、③「小麦の種・ビートルートの種」、④「ニンジン・ジャガイモ」、⑤「小麦の種・ニンジン」、⑥「ジャガイモ・ビートルートの種」、⑦「ビートルートの種・小麦」、⑧「ニンジン・小麦」

 それぞれの農民に、持てる上限の4スタックずつ与えた。


・右端の④と⑧以外の畑には、新たに作物が植えられたことが分かる。なお作付けされた作物は最初に与えた作物。

 作物1品、または種とセットの場合は、インベントリからアイテムが溢れ拾わなくなっても、農民は農作業(収穫し作付け)を続ける。

・④「ニンジン・ジャガイモ」と⑧「ニンジン・小麦」の畑は収穫がストップしている。どれも繁殖で消費される作物。以前のバージョンと同じく積極度があり、MAXのため農作業をストップしたと推測される。

 一つの自動収穫畑で、複数人の農民を雇い、複数の作物を育てるとストップする可能性が高いと思われる。


・③「小麦の種とビートルートの種」を持たせた農民はインベントリがいっぱいでも農作業を行う。

 植える作物は、最初に与えた種(農民が最初に拾った種)でなので、一人には最初に小麦の種を与え、もう一人にはビートルートの種を最初に与えることで、一つの全自動畑で小麦とビートルートが収穫できる。

 なお、繁殖は行わない。

Minecraft 農民2人が働く自動畑
※以前のバージョンではコンポスターを縦に重ねても問題はなかったと思うが、1.14.4では重ねた上のコンポスターと農民の紐づけが解除される。
※1.16アップデートで骨粉を作るようになったため、収穫ストップはなくなったと思う。

農民を使った全自動畑の仕様

 上記の仕様変更により、村人に農作物を渡す仕組み、農民に種を事前に渡しインベントリを埋める作業は不要になったと思われる。(効率は不明)

耕地の広さ

 簡単な構造として水源の上にコンポスターを設置する。農民の作業範囲内に水源の灌漑の範囲が収まるので9×9ブロックの広さとする。

農民の数

 範囲に農民は1人とする。2人にすれば収穫する機会は増えるかもしれないが、子供が産まれることもあり、その際農産物を消費するのでその分収穫量は減る。

※ベッドを設置せず、外界と遮断すれば産まれない。
※小麦の種とビートルートの種を4スタック事前に与えれば繁殖は行わない。

ドロップした作物の収集

 一般的な方法としてレールを敷いてホッパー付きトロッコで集めるか、ホッパーを並べ集める。(耕地の高さは1ブロック未満)

作り方

※畑を平地と同じ高さにする場合の説明

ホッパーで集める場合


Minecraft 全自動畑
・畑予定地の端を2ブロック掘り、ラージチェストを設置する。

Minecraft 全自動畑
・ラージチェストにアイテムが流れるようにノズルを向けホッパーを設置する。
※前のホッパーにノズルを向け設置するには、シフトキーを押しながら右クリック。

Minecraft 全自動畑
・地面を2ブロックずつ掘り、ホッパーを9×9の広さで敷き詰める。

Minecraft 全自動畑
・チェスト側の反対からホッパーを設置する場合、地面を掘り、土ブロック側面にカーソルを合わせホッパーを設置すると、シフトキーを押さなくてもよいので少し楽。

・設置したホッパーの中心にハーフブロック(階段ブロックでも可)、周りに土ブロックを置き、水源を設置する。
※ハーフブロックを下付けで設置すると、下のすぺーずが空洞でも漏れない。

・ホッパーの上に土ブロックを置く。

・柵代わりにガラスを2段で設置する。
・一ケ所で出入り用のフェンスゲートを設置する。

・フェンスゲートを取り付ける前に下の土をスコップで右クリックして草の道に変える。
※下にホッパーがあるので、畑からはみ出た作物も吸い込む。

・土ブロックをクワで右クリックして耕地にし作物を植える。

・水源の上にコンポスターを設置し、その上にグローストーン(ジャック・オ・ランタン、シーランタンでも可)を置く。

・四隅に松明を設置する。

・ベッドを設置する。
※なくてもよいが取引を行う場合必要となる。

・完成図

ホッパー付きトロッコで回収する場合


・9×9の広さで2ブロックずつ掘る。

・写真のようにレールを引く。

・進行方向と垂直になるように真ん中1列レールを撤去し、土を掘り、レッドストーンブロックを設置する。右端の真ん中のブロックも同様にする。

・レールを延長し、アイテム荷下ろし駅を作る。
アイテム荷下ろし駅の作り方の解説
簡単なトロッコ運送の荷降ろし駅の作り方をご覧ください
https://www.redstone.sakura-gioiko.com/2018/09/minecart.html

以下の手順はホッパーで集める全自動畑と同じなので説明を省略

・完成図

おわりに

 未確認ではあるが、プレイヤーから距離の離れた全自動畑では農民は働かないような気がする。正しければ大規模化は難しいかもしれない。

(;´・ω・)

 まあ、作物の価値や効率は下がったけれど、自動収穫畑が簡単になったことは良かった。試していただきたい。


―― スポンサーリンク ――

コメント