天まで届くアイテムエレベーター
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どうしてもアイテムが詰まってしまう
ドロッパー式のアイテムエレベーターを作ったことのある人は、アイテムの詰まりに悩まれたことがあると思います。そんな悩みを一挙に解消します。
今回のポイント
- ドロッパーの作動速度は最速
- ドロッパーが詰まらない方法を考案したので、設置限界までアイテムを届けることが可能(根性は必要)
アイテムエレベーターが詰まる原因は?
- 運搬が終わっていないのに、回路が停止してしまうといずれ詰まります。入ってきたアイテムを感知して動き出す回路の場合、停止までの時間を十分にとっていないと、アイテムエレベーター内にアイテムが残ってしまいます。
- 減衰した信号を増幅するためリピーターを使用しますが、その前後で詰まってしまう場合です。タイミングが悪いせいだと思います。クロックを遅くすると解消する場合もあります。
詰まり対応策(稼働時間の延長)
運搬が終わる前にアイテムエレベーターを停止させない対応策として、クロック回路を作動させる信号の終了タイミングを大幅に延ばす回路を追加します。クロック回路を作動させる信号とは、アイテムが一番最初に入るドロッパーから出力される信号です。
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基本回路(信号時間延長回路なし) |
チェストに入ったアイテムは、ホッパーを通ってドロッパーに入ります。アイテムが通るホッパーの通路は2本です。ホッパーが4tickで1個のアイテムを送り出すのに対し、ドロッパーは最速2tickで1個出しますので、ドロッパーの入りと出が同じになり最速となります。
アイテムがドロッパーに入るとコンパレーターからON信号が出力され、リピーターを経由しクロック回路のコンパレーターに信号が伝わります。コンパレーターの先に直接リピーターを繋ぐか、パウダーを1ブロックにしないと信号は伝わりません。
クロック回路のコンパレーターの後ろにリピーターがあり、一見不要に見えますが、信号時間延長を最長にする為に必要です。(後ほど説明します)
信号の長さ延長のしくみ
写真の左のリピーターはすでに消えています。しかし、ランプは付いたままです。三つのコンパレーターを通った信号は砂岩ブロックで分岐し、戻ってまたコンパレーターを通ります。信号がぐるぐると回るイメージです。その際、コンパレーター三つ分の遅延、3tickづつ時間が伸びます。
信号の伝わる経路①
- 左から来た信号はリピーターで増幅され、パウダーを直進し砂岩ブロックに伝わる。
- 砂岩ブロックから右リピーターに伝わり、強度15の信号が出力され、クロック回路へと進む。
信号の伝わる経路②
- 左のリピーターから、手前のコンパレーター3つの回路へと進む。
- 右のコンパレーターから砂岩ブロックへ伝わる。
- 砂岩ブロックで信号が2つに分岐する。
- 右のリピーターに伝わり強度15の信号を出力され、クロック回路へと進む。
- 左のパウダーに伝わり、またコンパレーター3つの回路を通る。
- 右のコンパレーターから砂岩ブロックに入る度、2つに分岐し、15回繰り返される。
信号が戻る際、パウダーを2ブロック分通るので、強度が1づつ減ります。信号がぐるぐる回って強度1となったとき、クロック回路側のリピーターは信号を受け取りますが、左のコンパレーターの後ろのパウダーには伝わりません。このタイミングで信号の終了となります。
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信号時間延長回路を追加したアイテムエレベーター |
コンパレーターを増やす
アイテムエレベーターが高くなるほど、アイテム運搬の時間は伸びます。それに連れて時間延長の回路のコンパレーターの数も増やします。
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コンパレーター4個と3個 |
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コンパレーター6個と5個 |
詰まりの対応策(信号の距離の延長)
まずはアイテムエレベーターのタワーの配線を見ていきましょう。
信号を垂直に上げる代表的な方法は、このハーフブロックを交互に置く方法と、レッドストーントーチを使った方法があります。トーチはクロックが早いと焼き切れを起こしますので、速度を求めるなら、ハーフブロック一択です。
他の方の動画を見るとドロッパーの手前にリピーターを置くことが多いですが、あまり意味がありませんので不要です。
一番肝心なところです。今度のテストに出します。
詰まる原因は、リピーターの信号延長方法にあり!
リピーター1個の写真を見ると、上のパウダーは点いているのに、下は消えている。これが詰まりの主な原因です。
パウダーが直接繋がっているドロッパーと繋がっていないドロッパーがあります。
繋がっていないドロッパーは、働いていないように見えますが、上下のドロッパーが動力源となり、それぞれから動力を受け取ることで動いています。
上下のタイミングがずれて、常にどちらかの動力が伝わると、常にONの状態です。ドロッパーはONとOFFをくり返すことで、アイテムを吐き出します。しかし常にONであれば、常にOFFと等しく作動することはありません。
そこで二つ目のリピーターでタイミングを戻してやる。
クロックから出力される信号を101010(1がON、0がOFF)とすると、リピーター1個で信号は0101010に変わります。更に一個で00101010となり、連続すると次のようになります。
延長前の信号 1010101010101010~
延長後の信号 001010101010101010~
見ての通り、ONのタイミングはもとに戻ります。
ただし、クロック回路が2tick周期に限ります。(ONの信号が1tick、OFFが1tick)
つまり、最高速を求める場合のみです。(そうでない場合はリピーターの設定でなんとかなるかも)
多くのクラフターさんが悩んだと思います。私も最初はそうでした。ちょっとしたキッカケで発見しました。対処法は意外と簡単です。おためしあれ。
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